亡父の遺産を知りたい…遺産調査をしたうえで相続放棄をした事例
依頼者 |
50代男性 |
相続人数 |
1人 |
相続関係図 |
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遺産総額 |
不明 |
解決方法 |
相続放棄 |
解決までの期間 |
5ヶ月 |
解決のポイント(ご相談の内容)
・依頼者は,自営業の父親が亡くなり,遺産の整理をしようとしたものの,通帳の所在が分からず,負債もあり,全容が分からない状態でした。相続放棄するかどうか,遺産調査をしたうえで判断したいと考え,相談に来られました。
(解決のプロセス)
・被相続人名義の口座がある金融機関は把握していたため,口座照会を行いました。また,相続放棄の申述期間を延長し,被相続人の負債を調査するため,JICC,CIC,全国銀行協会に信用情報開示を申込みました。
・調査の結果,プラスの財産は少なく,被相続人が賃借していた店舗の貸主から明渡しや未払賃料の請求もあったため,相続放棄をすることにしました。
(弁護士からのコメント)
・家族であっても長年疎遠な場合,被相続人の財産状況が不明なことが多く,特に負債関係は気になると思います。
・遺産調査を行う場合,負債関係については,信用情報機関に照会することである程度の目安をつけることができます。調査の結果,マイナスが多ければ相続放棄を選択することになります。
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