「親亡き後の子」のために弁護士が保佐人に就任した事例

「親亡き後の子」のために事例

依頼者

50代女性(精神障害)

生活の拠点

病院

申立人

母親

親族関係図

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申立の経緯

ご本人は,本人は母親と2人暮らしを続けていましたが,高齢の母親がパーキンソン病で入院し,本人も精神科病院に入院することになりました。
そこで,母親が入院費の支払や不動産・預貯金などの管理のために保佐を申し立て,弁護士が保佐人に就任しました。(※後に判断能力が低下した母親の後見人にも就任しました。)

弁護士の関与

保佐人

後見のポイント

・保佐人として,病院に対する支払等を行ったり,空き家となった自宅の管理を行ったりしています。また,定期的に本人とも面会を重ねています。

・母親の後見が開始して数年後,母親が亡くなりました。そのことを本人に伝えたところ,大変寂しそうでした。
・母親の遺産には預貯金や不動産のほか,株式もありました。保佐人として,それら相続手続きの代理権付与を経て相続手続きを行いました(特に株式の相続は複雑でした。)。本人の収入は障害年金のみですが,母親の遺産を整理したおかげで,ひとまず生活には困らない状況です。

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