先順位相続人の子が再転相続人として相続放棄をしたため、相続放棄ができた事例

依頼者

50代男性

相続人

2人

相続関係図

遺産総額

不明

解決方法

相続放棄

解決までの期間

1ヶ月

解決のポイント

(ご相談の内容)
ある日、依頼者は、親族から異母兄弟(被相続人)が亡くなったとの連絡を受けました。依頼者は家族関係が非常に複雑であり、その異母兄弟と全く交流がありませんでしたが、もし自分が相続人になっているなら相続放棄したいとのご希望でした。
(解決のプロセス)
 受任後、相続関係を調べましたが、先順位の相続人である異母兄弟の実母(依頼者とは親子関係なし)が生存しており、管轄の家庭裁判所に照会したところ、その時点では相続放棄をしていませんでした。
その後、親族から異母兄弟の実母が亡くなったとの連絡があり、その子が、実母の「再転相続人」として異母兄弟の相続放棄をしたことが判明しました。そのため、当初の予定どおり、依頼者による異母兄弟の相続放棄の申述を行ったところ、無事に受理されました(申述書には経緯を記載し、疎明資料を添付しました)。
(弁護士からのコメント)
家族関係が複雑で、しかも再転相続があるような場合は、相続放棄をしたいと思っていても、どの様に手続きを進めてよいか分かりにくい場合があります。その様な場合は弁護士にご相談されることをお勧めします。

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