交流のない亡異父兄弟の債権者から突然の通知。相続人調査の結果、相続放棄をした事例

事例

依頼者

50代男性

相続人

1人

相続関係図

遺産総額

不明

解決方法

相続放棄

解決までの期間

2ヶ月

解決のポイント

(ご相談の内容)
ある日、相談者の元に、貸金業者から通知が届きました。通知は、異父兄弟が死亡し、その相続人が誰か尋ねるものでした。その後、貸金業者から、相談者が異父兄弟の相続人であり、相続債務を請求する旨の内容証明が届きました。
相談者は異父兄弟と全く交流がありませんでしたが、もし自分が相続人であれば相続放棄をしたいと考え、相談に来られました。
(解決のプロセス)
まずは相続関係を調査しました。相続関係は複雑でしたが、異父兄弟は約4年前に死亡しており、相談者は異父兄弟の相続人であることが分かりました。その後、貸金業者の通知と事情を説明する文書を添付して、管轄の家庭裁判所に相続放棄の申述をしました。
異父兄弟の死亡から3か月以上経過していましたが、照会もなく無事に受理されました。
(弁護士からのコメント)
生前交流のない親族の債権者から、ある日突然通知が届くことがあります。債権者は貸金業者や役所が多いです。自分には関係ないと思って無視する方もいらっしゃいますが、相続放棄のタイミングを逃すことになりますのでご注意ください。

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